マドレーヌの日記

管理人マドレーヌが送る日々のブログです。お気に入りの映画や見た夢のことなど色々書かせて頂いています。良かったら覗いて行ってください。

映画 音量上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! を観て

 

こんにちは、マドレーヌと申します。

今日は映画 音量上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

を観た感想についてお話します。

 

 

あらすじ

ぱっとしないストリートミュージシャンの明日葉ふうか(吉岡里帆さん演じる)が”絶叫する堕天使”爆声のロックスター、シン(阿部サダヲさん演じる)と出会います。

シンは「声帯ドーピング」圧倒的な声量を得ていたが、ドーピングの過剰投与により声帯が発達しすぎてのどが引き裂け始めていました。

ふうかはどうしても大きな声で歌うことができず、バンドメンバーから見放され、一時はミュージシャンの道を諦めてギターを売ろうとします。

しかし、上京するときに母が買ってくれた大切なそのギターを売ることは出来ませんでした。

シンは心の病で声を出すことが出来ない妹とふうかを重ね、事故で壊れてしまったギターを修理したり、オーディションに行くように背中を押したり、世話を焼きます。

シンは医者に次に叫んでのどから大出血が起きると歌えないどころか二度と声を出すことすらできなくなると言われてしまします。

それでもシンは叫ぶことを止めません。

やがて2人はシンの最後の声を奪い合う陰謀に巻き込まれていきます。

破天荒ですが思いやりのあるシンと関わる中で、「やらない理由を見つけてばかり」のふうかに少しずつ変化が現れ始めます。

迫りくる追手から逃れるため、2人はふうかが幼少期から高校までを過ごした韓国プサンに渡り、身を隠しますがそこにも着実に追手は迫ってきます。

2人は追手から逃れることができるのでしょうか。

という感じだと思います。違ったらすみません。

シンの人物像

シンがドーピングまでして爆声を出し、のどが引き裂けそうになっても歌い続ける理由はシンの過去に起因しています。

その過去を始め、橋の下でシンがふうかに聞かせる本当の声、シンが迎える結末、すべてに胸が締め付けられます。

シンという人物の魅力に惹きつけられて止みません。

阿部サダヲさんの思い切りのよい、気持ちいい演技がシンというキャラクターの魅力を一気に押し上げます。

抜群の歌唱力も披露されています。

作中で使用されている楽曲が素敵

作中ではふうかが道端で歌う歌、シンがライブで歌う歌などいくつか歌が登場します。

歌詞にもメロディにも大変な魅力があるように思いました。

一部をご紹介します。

まず、2つの主題歌をご紹介します。

一つ目、シンがライブで歌っている曲です。作詞いしわたり淳治さん、作曲HYDEさんの「人類滅亡の歓び」という曲だそうです

 人類滅亡の歓び

 

youtu.be

 

2つ目、こちらはラストシーンでふうかが歌う曲です↓

作詞作曲はあいみょんさんがされているそうです。

体の芯からまだ燃えているんだ

youtu.be

 

続いて挿入歌を一部ご紹介します。

まだ死にたくない

さっきからずっと口から心臓が出そう

ごっくんと押し返してもすぐまた出てきそう

多分私が今ここで大声であ行を叫んだら間違いなく出てくる

 

ゆめのな

大人になろうとすると調子がおかしくなるそんな毎日で

お静かにお願いします

ローソンステーションより

こんな深夜は

私はロックスターであなたは私に夢中

今すぐここから抜け出して

こんな深夜は

私はロックスターであなたは私に夢中

今すぐここから抜け出して

録画してた夢の続きを見よう

 

他にも

・夏風邪が治らなくて

・何すかスカスカ

・きっとそこは素敵な場所でした

・遊ぶ金欲しさの犯行

蝋人形の館

Amazing Grace

・肩噛むな!

Ave Maria

など素敵な挿入歌が使用されています。

 

まとめ

本作品は三木聡監督により秀逸なボケが随所に詰め込まれたユーモア溢れる作品ですが、

面白かったという言葉だけでは表せない作品となっているのではないかと思います。

少なからず心を動かされ、私にとって忘れられない映画の一つになりました。

ご覧になった方はぜひ感想など聞かせて下さい。

お待ちしています。

鯨との戦い A struggle against a whale

 

マドレーヌには妹がいました。

ある日、マドレーヌと妹は海で泳いでいました。

その日はとても暑くて、海で泳ぐのは気持ちのよいことでした。

妹がマドレーヌを呼びました。

妹は、母親が海岸からマドレーヌたちを呼んでいると言いました。

二人で海岸に向かって泳ごうとした時、妹が海の中に沈みました。

マドレーヌはとっさに妹の手を掴みました。

妹と一緒にどんどん海の底に引き摺り込まれていきます。

海の中で必死に目を開けてみると、大きな鯨が妹の足を咥えて泳いでいました。

マドレーヌはなんとか鯨にしがみつき、妹の手を離しました。

「妹を離せ」声にならない叫びを上げながら、マドレーヌは何度もこぶしで鯨を殴りました。

息が苦しくなっても、構わず殴り続けました。

いつのまにかマドレーヌの体は鯨と同じくらい大きくなっていました。

マドレーヌは鯨の口を両手で掴んで開かせました。

鯨が妹を離すと、マドレーヌは妹の手を引いて、とにかく上へ泳ぎました。

海面から顔を出して、妹に息をさせました。

妹は無事でした。

マドレーヌはほっとしました。

マドレーヌの体は元通り小さくなっていました。

二人は母親の待つ海岸に向かいました。

竜の友達 2 A dragon’s friends part 2

辺りが暗くなってきたので、竜は帰ることにしました。

家に着くと竜の体は元の人間の体に戻りました。

夕食の時にマドレーヌはお母さんに言いました。

「今日は空を飛んだよ」

お母さんは言いました。

「そんなことをしてはいけません」

「どうして?」

「非常識で変なことだからよ」

マドレーヌはしゅんとして黙って夕食を済ませました。

夜、布団の中でマドレーヌは考えました。

「空を飛ぶのはいけないこと。でも、空を飛ばないとみんなに会えない。」

翌朝、目が覚めたマドレーヌは他の人を起こさないように布団を抜け出して、家を出ました。

マドレーヌは駆け出しました。

最初は足が絡まってうまく走れませんでした。

それでも夢中で地面を蹴りました。

飛べるかどうかは分かりませんでした。

でも飛びたいと思いました。

高く飛び上がって、飛べ、と心の中で叫びました。

もう足が地面に着いてしまいそうです。

マドレーヌはもう一度、今度は声に出して、飛べと叫びました。

マドレーヌは竜になりました。

竜は空を駆け登り、遠くに飛びました。

遠くに岩山が見えると、どんどん早く飛びました。

岩山に降りると三匹の虫がいました。

「また会いにきたよ」と竜は言いました。

虫たちは顔を見合わせて、その後飛び跳ねて喜びました。

「私のこと信じてくれる?」

竜は聞きました。

「もちろん」

虫たちは答えました。

「ここにいてもいい?」

また竜が聞きました。

「もちろん」

虫たちは答えました。

 

竜の友達 1 A dragon’s friends part1


ある日マドレーヌは空を飛べる気がしました。

坂道を全速力で駆け降りて思い切り飛び上がりました。

体が放物線を描くように地面に近づいてきましたが、マドレーヌは飛べると信じました。

もうすぐ足が地面に着くというその時、マドレーヌは一匹の竜になりました。

緑色の鱗を輝かせて竜は一気に空を駆け登りました。

空高く登った竜は、今度は遠く遠く飛んで行きました。

飛ぶのに疲れた竜は、ゴツゴツとした岩が立ち並ぶ岩山に降りました。

そこで三匹の虫と仲良くなりました。

しかし、三匹のうちの一匹が言いました。

「仲良くなったって、竜はお腹が空いたら僕達を食べてしまうんだ」

竜は傷つきました。

「そんなこと絶対にしないよ」

竜は真剣に言いましたが、虫たちは首を横に振って、信じてくれませんでした。

三匹のうちの別の一匹が言いました。

「もし今僕らを食べなかったとしても、明日には僕たちのことを忘れてしまうんだ」

竜は言いました。

「じゃあ、また明日君たちに会いに来たら、私のことを信じてくれる?」

虫たちは顔を見合わせて、その後頷きました。

ワニの夢 Dream of a crocodile

 

マドレーヌは小学生くらいの女の子でした。

夏休みのある日、父と母と三人で川に遊びに出かけました。

両親がどこかに連れて行ってくれることはあまりなかったので、マドレーヌは久しぶりのお出かけにとても幸せな気持ちでした。

父は川沿いの道路脇に車を停めて、「遊んでおいで」と言いました。

マドレーヌは車の中から川に目をやりました。

その濁った川には大きなワニが沢山いて、車の音を聞きつけて岸に向かって近づいてきていました。

でもマドレーヌはせっかく連れてきてくれた父と母をがっかりさせたくありませんでした。

車のドアを開けて外に飛び出すと川に向かって駆け出しました。

途中一度振り返って、両親に楽しそうに笑って見せました。

マドレーヌは川に飛び込みました。

水の中で目を開けると1匹のワニが泳いでくるのが見えました。

マドレーヌは怖くありませんでした。

泳いでくるワニを見つめていると、そのワニと目が合いました。

マドレーヌの頭の中に、ある光景が流れ込んできました。

ヨーロッパのおしゃれな街の一角にあるカフェの前できれいな女性が二人並んでいる光景でした。

「これはあなたの夢なの?」

マドレーヌは心の中でワニに尋ねました。

 

終わりの始まり The beginning of the end

 

マドレーヌは若い女性でした。

その日は空を厚い雲が覆い、昼間も薄暗い日でした。

買い物に行くのか、仕事に行くのか分かりませんでしたが、町の中を歩いていました。

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電話ボックスの横を通りかかると電話が鳴り始めました。

近くにはマドレーヌ以外の人がいなかったので、マドレーヌは電話に出てみることにしました。

マドレーヌが電話をとり、耳に近づけると男の声がしました。

「港に行け」と男は言い、電話が切れました。

マドレーヌは港に行くことにしました。

港は閑散としていました。漁船はみんな海に出てしまっていて、市場も閉まっていました。

近くにあった電話ボックスがまたマドレーヌを呼びました。

マドレーヌが電話をとると、また男の声がしました。

「後ろだ」と男は言って電話が切れました。

マドレーヌが振り返ると遠くから男が歩いてくるのが見えました。

マドレーヌは電話ボックスを出て、歩いてくる男を見つめていました。

その男が誰かは分かりませんでしたが、どこかで会ったことがあるような気がしました。

だんだんと男が近づいてくると男が何か言っているのが分かりました。

「戦争が始まる」

男の口がそう動いているのが分かりました。

いつの間に入ってきたのか、男の背後に大きな船が泊まっているのが見えました。

 

映画「ショーシャンクの空に」を観て

 

こんにちは、画家を目指して奮闘中のマドレーヌとと申します。

今回は私の好きな映画の一つである「ショーシャンクの空に」を観た感想をお話ししたいと思います。

あらすじ

主人公の男性アンディは若くして大銀行の副頭取を務めるエリートで、妻を愛しています。

ある夜、その妻が浮気相手といる家を近くに止めた車の中で見つめています。

その晩、妻と浮気相手は射殺され、その罪で終身刑を言い渡されます。

刑務所で彼は人を避けるようにしますが、調達屋のレッドと親しくなります。

アンディはシスターと呼ばれる目を付けた人間を無理やり犯す「人間のクズ」に目をつけられ、過酷な監獄生活を強いられますが、

彼が持つ知恵と機転で少しずつ監獄の環境を変え、それは多くの人に影響を与えます。

アンディが刑務所に入ってから19年が経過した時、トミーという人物が窃盗の罪を犯して、入所してきます。

彼は昔から窃盗を繰り返し、色々な刑務所を転々としています。

そんな彼の証言がアンディの人生を大きく変えることになります…

という感じだと思います。

 

モーガン・フリーマンの魅力

この物語にぐっと深みを持たせるのが調達屋「レッド」の存在です。

レッドを演じるのがモーガン・フリーマンという俳優さんです。

数々の名作に出演する彼ですが、この作品にも彼の魅力はたっぷり詰まっていると思います。

彼はストーリーの語り手でもあります。

モーガン・フリーマンさんの落ち着いた声のトーン、話し方以外にこの映画の語りはあり得ません。

この作品で最初に彼に魅了されたのは、人を避けていたアンディが初めてまともにレッドに話しかけるシーンです。

その時見せる彼の笑顔がとても優しくて、皆さんにもぜひ注目して頂きたいです。

 

最高のストーリーと完ぺきな構成

本作品はスティーブン・キングさんの「刑務所のリタ・ヘイワース」という小説を原作とする作品ですが、実話を元にした作品なのかと勘違いしてしまうようなリアリティがあります。

登場する囚人のセリフや人生から、刑務所の中の生活が「シャバ」と言われる世界とどう違うかが実感として感じられるように思います。

刑務所の中は今までいた世界とは違いすぎます。映画の冒頭ではアンディを含めた刑務所に入所したての「新人」について描かれます。

刑務所の中のことを何も知らず、戸惑い、怯え、絶望する新人に対して、映画を見る私たちは感情を移入しやすいのだと思います。

また、50年もの間、服役している「ブルックス」という人物の人生を通して、刑務所という閉鎖された場所と終身刑の恐ろしさを知ります。

ストーリーの展開も面白くて目が離せないのですが、そこにはフランク・ダラボン監督の手腕によるところも大きいのだと思います。

この映画の中では20年以上の時の流れが描かれます。

2時間22分という時間の中で描くには膨大な量の内容が詰まっています。

これは私の主観ですが、この映画を見ていて展開の早さを感じたり、時の流れに違和感を感じることはありませんでした。

無駄だと思えるシーンも無くて、この脚本は完ぺきと言えるのではないのでしょうか。

 

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Hey Jack, where's Brooks?

まとめ

殺人、終身刑、刑務所といったものに対するイメージというと暗くて怖いというなものが多いのではないかと思います。

この作品を観終わって、そういったイメージとは対照的な感動を覚えました。

まだご覧になっていない方にも是非その感動を味わっていただきたいです。

私はヘイウッドというキャラクターも大好きなのでぜひ彼にも注目してみてください。